ホメラレモセズ2009/06/09 06:54

おお、
突然玄米を昼に食べたくなってきた。
会社で食べる仕出し弁当に飽きてきたのだろう。
*
一日ニ玄米四合ト
味噌ト少シノ野菜ヲタベ
*
宮沢さんって大食漢なのかしら。
ぼくはお昼で一合でいいですけれど。
*
ルクルゼで炊くとうまい、
という情報を仕入れた。
ほしい、
けど高いし、
置くとこない。
ルクルゼなしでうまく炊く方法を
かんがえるしかないよねえ。
ええ。
*
炊いて冷凍して、
チンして弁当箱につめて、
いってきまあす。
たのしそうだ。
おかずはどうしよう。
缶詰、どうでしょう。
だんだん所帯じみてきたな。
ま、いいか。
*
昼ニ玄米一合ト
味噌ト鯖ノ缶ヲタベ
*
やはり食べ物のことを考えるのが
いちばんたのしい。

「演出覚書 紅の豚メモ 宮崎駿」うつし2009/06/09 10:54

●マンガ映画の復活
国際便の疲れきったビジネスマン達の、酸欠で一段と鈍くなった頭
でも楽しめる作品、それが「紅の豚」である。少年少女達や、おばさま
達にも楽しめる作品でなければならないが、まずもって、この作品が『
疲れて脳細胞が豆腐になった中年男のための、マンガ映画』であるこ
とを忘れてはならない。
  陽気だが、ランチキさわぎではなく、
  ダイナミックだが、破壊的ではない。
  愛はたっぷりありが、肉欲は余計だ。
  誇りと自由に満ち、小技のしかけを廃してストーリーは単純に、登場
人物達の動機も明解そのものである。
  男達はみんな陽気で快活だし、女達は魅力にあふれ、人生を楽し
んでいる。そして、世界も又、かぎりなく明るく美しい。そういう映画を作
ろうというのである。

●人物の描写は、氷山の水上部分と心得よ
  ポルコ、フィオ、ドナルド・カーチス、ピッコロ、ホテルのマダム、マン
マユート団の面々、その他の空賊達、これ等主要な登場人物が、みな
人生を刻んで来たリアリティを持つこと。バカさわぎは、つらい事をかか
えているからだし、単純さは一皮むけて手に入れたものなのだ。どの人
物も大切にしなければならない。そのバカさを愛すべし。その他大勢の
描写に手抜きは禁物。よくある誤り - 自分よりバカな者を描くのがマン
ガという誤解 - を犯してはならない。さもないと、酸欠の中年男は納得
しない。

●書き込みより、枚数かけたダイナミズムを。海、波しぶき、飛行機群、
人物達すべてを、線を増やすより、動きでみせよう。フォルムは単純に
して、作画を楽にし、その分を動きにまわす。陽気さ、動くことの楽しさ
を発見しよう。

●色彩について
  鮮やかに、だがどぎつくなく上品に
  陽気で賑やかだが、目が疲れないバランスを!!

●美術について
  こんな町に行ってみたい町。こんな空を飛んでみたいと思える空。
自分も欲しい秘密のアジト。悩みなく、壮快に明るい世界。地球は昔、
美しかったのだ。


                       以上のような映画をつくりましょう。